ランクル プラド 中古車注文販売事例 岩手県 盛岡 車のお探し専門店ブログ
2020年8月9日 13:53注文販売事例
中古車注文販売の販売事例をご紹介します。
今回はランクル78プラドです。
2017年の10月頃に受注を受けまして11月頃に納車した思い出があります。
ランクル系はプラドに限らず下廻りの状態が千差万別です。
オークションの評価点が最低でも3.5点以上(このような年式だと4点が満点だと思って大丈夫)確保しなければいけなくて3.5点でも下見をするとちょっとダメだなーって感じの時もけして少なくはないです。
そして整備ですね。どうしてもお客様のご予算に合わせるとなると限定的にしなければいけません。
良い品質の個体を選んでフル整備する予算があれば良いのですが中々そこまでのご予算を確保できない事が多いです。
ですから弊社でこのての注文販売を受けた際はあくまでもご予算内で確保できる評価が良い個体をゲットして法定点検の他で重整備を可能な限り行って納車して、あとは乗りながら管理していきましょうとする事が多いです。
その当時の評価書が残っていました。
ボンネットやルーフにクリア褪せがあるものの下廻りの状態は悪くない個体でした。
当時頂いたご予算の中で相場を見るとある程度重整備までやれる感じだったのでこちらの個体を買いました。
当時の注文書があるので行った内容を見てみました。
タイミングベルト一式交換
噴射ポンプ交換
センターマフラー交換
他、サーモスタットやクーラント、デフオイル等の液類の全てを交換し、ガラスランやゴム類の調子の悪いところを交換そして外装を板金塗装。
シートカバーの取り付け、ガラスフィルム施工、フロントバンパー制作
スタッドレスつきでご予算ギリギリに収める事が出来ました。(こちらの都合で超過したとしても頂かない事にしています。)
思い出すともちろん下見したので評価は出品票通り
でも、来てチェックすると噴射ポンプから軽油が滲んでいるではないですか。
それ以外にもプラドって大きな整備箇所がある車なんですがこの噴射ポンプは10万超えの修理です。
このタイミングでやってしまった方が良いと判断して行いました。
他にもラジエーター、ヒーターコア、ECU、ハブナックルOH、エンジンヘッドクラック
まだまだ色々年式的にリフレッシュすべきところがあるのが78型のプラドです。
まあそれらは乗りながら管理していくのでも大丈夫です。
こちらは既にリフトアップされていた車両でしたがカスタムしてあると状態が良い個体である確率は高いです。
カスタムして大事に乗っている方が多いからだと思います。
とにかくフロント廻りをブラックアウトして乗りたいというお客様でした。
グリルやバンパーをチッピングコートしてより見た目がワイルドになりましたね。
最近修理で入ってきたのですがめちゃくちゃカッコ良いですよ。
大事に乗って頂いてます。
古い車なのでしっかり整備しても突然のトラブルがあったりします。良い事ばかりではないでしょう。
よく専門店で『完璧な納車』というところがありますが完璧な納車とは何をもって完璧と言えるのでしょうか。
すぐに壊れない事?
3ヶ月以内に壊れない事?
1年は安心して乗れる事?
2年何事もなく乗れる事?
その個体を見て重要な整備箇所を割り出したとしても予期せぬところに突然不具合が出る事もあります。
漏れがなければ大丈夫とするお店もあれば漏れはなくても年式的に交換した方が良いというお店もあります。
結局はその車の正確な情報を教えてくれるのが一番重要じゃないでしょうか。
今回こんな感じで納車したので1年以内に○○を交換しましょうだとか、言ってくれると予定も立ちやすいですね。
でも『大丈夫です。すべてバッチリです。』といってバッチリじゃなかった時、ガッカリしますよね。
ですからやはり正確な情報が正義じゃないかと私は思います。
こないだ販売した70ランクルはお客様自ら整備分で50万ほど設定してくれました。
古いランクルってそんな車ですよ。
ですから値段だけで探すのなんてもってのほか、ダメです。